2006年05月23日

サンサール

みんな待ちに待っているが蛇子の卵はまだ孵らない。
本当に男の子が産まれるのだろうか・・・。

私は今日猪吉さんに聞きたいことがあった。
私「あの、この前おっしゃっていた『大気の娘、処女イルマタル 
  なんちゃらかんちゃら』って、あれどういうことなんですか?」
猪吉さん「ああ、あれですか。『イルマルタル』という言葉、
  どこかで聞いたことがあると思ったんです。
  それであの時思い出しました。
  『カレワラ』というフィンランドの叙事詩はご存知でしょうか?」
  それってこの前天狗男さんがノートに書いてたやつ?
私「よくは知りませんが名前だけなら」
猪吉さん「『大気の娘、処女イルマタル。
  大海原に降り立ち、大きな風に身ごもって、七百年もの間、
  身ごもったままだった』これはカレワラの序章の出だし部分です。
  ずっと昔に読んだのですが、印象的な文章なので覚えてしまいました」
私「なぜあの男性は『イルマルタル』なんて口にしたのでしょう?(ワイン  グラスに口をつける)」
猪吉さん「私もそれが不思議でして・・・」
   雪子さんは他のお客さんとお喋りしていた。
私「あの男性はその後どうしてるかご存知ですか?」
猪吉さん「実は私、(ちらっと雪子さんの方を窺って)
  昨日彼女に内緒で病院へ行ったんです」
私「え!?」
猪吉さん「(右手人差し指を立てて口にあて)
  ところが受付で彼のことを聞いてみると、
  その患者なら昨晩病院を抜け出しました、と言われてしまいまして。
  知り合いなのかと問い詰められ、
  あやうく入院費を請求されそうになりましたよ」
私「抜け出したんですか。あの人」
猪吉さん「名前も何もかも不明だそうです」
私「でも・・・またここに来るのではないでしょうか?」
猪吉さん「私もそう思います」

アラニス・モリセットの「All I Really Want」がなりやむと同時に紅天の扉が開いた。
またあの匂いがした。夏の嵐の匂い。
そして入り口にはあの男が立っていた。

<今日の食事>
新宿 サンサールより
●バダム・ロ・バトマ・ス・サデコ
 (大豆、ピーナッツ、香菜、グリーンチリ、ニンニク、ショウガ、カインペッパー、レモン汁、塩和えた酒のツマミ)
大豆.jpg
●モモ
モモ.jpg
●グリーンサラダ
●パラーター
 (ギーという精製したバターで作ったパイとナンの間みたいなパン)
●シシカバブ
カバブ.jpg
●ダールカレー(豆のカレー)
●赤ワイン(フォー・リヴァース)

<今日の本>
●「パラレルワールド・ラブストーリー」東野圭吾
posted by pikkumyy at 21:12| Comment(10) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Posted by 紅茸子 at 2006年05月23日 21:21
今日のなめ子の二言。
「友達っていいね」
「遠い星だね」
Posted by 紅茸子 at 2006年05月23日 21:22
紅茸子さん、ここに来てる人たちに、人間ですよね、なんてことはけっして聞いちゃならねぇってこと忘れちゃいけやせんよ。みんな人間様、この世の人間様、そう見えなさるでしょう。
Posted by 不知火の仁五郎 at 2006年05月23日 23:07
いい友達もってるってそれだけで幸せひとつげっとですよね
Posted by あんまん at 2006年05月23日 23:19
紅茸子さん

茸子さんが見えてる蛇子ってやっぱりお化けです。私にはあんなふうに見えない。あれがほんとうの蛇子なら産まれてくる蛇々丸って化け化け丸よ。
Posted by 舞茸 at 2006年05月25日 21:55
紅茸子さん

茸子さん、遠い星から来たかぐや姫だったんですね。
Posted by 絵はがき坂 at 2006年05月25日 21:58
茸子さんは100万回生きた狸かもしれません。
Posted by 本の虫 at 2006年05月25日 22:28
紅茸子さん

たしか大叙事詩『カレワラ(枯れ藁)』はこんな話でしたね。

 イルマタルは天と海との間をただよう謎の島の北の家族の娘で処女。海に落ちたイルマタルは、ほっけによって処女を奪われ受胎します。受胎した子が、あの有名な「入間法華」。しかし、彼はすぐには生まれてきませんでした。母であるイルマタルの母胎の中から鼻がつっかえて出ることが出来ず、何百年も暮らすうちにジジイになってしまったのです。だから生まれたときから法華爺。
 そこへ、かもめがやって来ます。かもめは、枯れ藁で巣をつくることが出来る大地を探していたのですが、どうしてもその土地が見つかりません。そこで、イルマタルはまたをちょっとひろげて、そこに巣をつくらせてやることにしました。けれど、かもめが巣をつくって卵を温めはじめると、またのあいだが熱くうずいてきました。我慢しきれなくなった彼女は、ついまたをさすってしまいます。卵は転げ落ちて割れてしまうのですが、割れた卵のカラは、上が天に、下が大地となって、さらに黄身から太陽が、白身から月が誕生したのでした。




Posted by 隠れキリシタン at 2006年05月25日 23:04
今日のなめ子の一言
「行列のできる枝の店」
この前は「蛇の店」だったのに。
Posted by 紅茸子 at 2006年05月26日 06:38
隠れキリシタンさん・紅茸子さん、カレワラよくわかったけど、それがなんか予言めいてるのかな。よくわかんない。
Posted by あんまん at 2006年05月26日 07:11
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