2006年03月04日

タンバヤン

昨日は楽しい雛祭。紅天は案の定甘酒の香りに包まれていた。
カウンター脇には桃の花とこぢんまりしたかわいらしいお雛様とお内裏様が飾られていた。
桃の節句にちなんでいるのか、その時かかっていた曲は竹内まりやの「不思議なピーチパイ」。
猪吉さん「はい、雛祭スペシャルカクテル、三人官女の桃の香吐息」
目の前におかれたのはミルキーイエローのお酒だった。ホウィアトキュラソーに甘酒を少量混ぜ、そこに白鳳、白桃、黄金桃という3種の桃のジュースを混ぜたカクテルだそうな。甘酒入カクテルなど聞いたこと無かったのでおそるおそる口へ運んだ。これがまた意外においしい!リキュールが使われていないので甘ったるさもなく、その濃厚な色合いに反してさわやかなカクテルに仕上がっている。それだけならどこにでもある普通のカクテルになってしまうところ、甘酒をブレンドすることで雛祭っぽい味わいをつくりあげている。
私「猪吉さん、これおいしい!」
猪吉さん「ありがとうございます。先月からブレンド率などを研究してた甲斐があります。
今日はこれ以外にも雛祭スペシャルメニューがありますんで楽しみにして下さい」

BGMは筋肉少女隊の「さらば桃子」。こんな曲までかかるとはさすが桃の節句。
「気をつけろ桃子が落ちてくるぞ!すごい速さで少女が落ちてくるぞ!お前らの頭の上に落ちてくるぞ!家でじっとしているんだ!気付かぬふりをしていろ!」

猪吉さんの言ったとおり今日の締めくくりは雛祭スペシャルデザートだった。真っ白なお皿に淡い桃色、白、緑が美しい菱餅風羊羹と桃大福。羊羹の桃色の部分は苺味。よく見ると苺のつぶつぶが見える。白は牛乳、緑は抹茶。これが3段重ねの菱形になっていて、お箸でてっぺんからさっくり切り、桃白緑を一遍に口にいれる。苺抹茶ミルクの組み合わせならそこらの甘味処にありそうだが、羊羹の舌触りが3味と重なることによって恍惚感を伴う美味しさが脳へ伝えられる。
次に桃大福。これは苺大福の桃版。丸くくりぬいた大ぶりの白糖とあんこが桃色のお餅にくるまれている。大福のかわも全て手作りだそうな。甘さ控えめの大人の和菓子、美味しくいただきました。

さらに曲はすすみ「恋は桃色」へ・・・。「お前の中で雨が降れば僕は傘を閉じて濡れていけるかな 雨の香りこの黴のくさみ 空は蛇色恋は桃色」ん?蛇色!?なんか違うような・・・。

雪子さん「さっきここにいらしたお客さんからうかがったんですが、今度茸祭があるそうで」
雪子さんのこの一言から茸祭の話題でもちきりになった。
客A「あれ、雪子さんもうご存知でしたか。今紅天仲間の間では茸祭の話題が熱いのですよ」
客B「誰からきいたの?」
雪子さん「(ちょっと考えてから)陽気でからりとした下町男性っぽいかたから」
むむ、もしや・・・。
雪子さん「それで、いつなんですか茸祭って?」
客A「そういえばいつなんだろうな。聞いてないな日程は」
客B「話だけが勝手に進んでる感じよね」
確かに・・・。
突然すみっこにすわっていた蛇子が口を開いた。
蛇子「ジューイチ」
雪子さん「じゅういち?」
猪吉さん「11日ですか。来週土曜ですね」
3月11日か。土曜日だし。屋台出すにはいいかも。
きのこ和尚もいつでもいいと言ってくださったことだし、計画を練るにもちょうどいいかな。
11日で決定!
BGMは「桃色吐息」。

<今日の食事>
上野 タンバヤンより
●スパニッシュサラダ
●豚肉レバーと野菜の炒め物
IMGP1116.JPG
●エビのピリ辛甘酢あんかけ
IMGP1117.JPG
●フィリピン風春巻き
●フライド・ティラピア
●パッシド・ビーフン
IMGP1118.JPG
●ひな祭デザート
●ひな祭カクテル
●レモンサワー
●テキーラ・ショット
<今日の本>
「錦繍」宮本輝
posted by pikkumyy at 08:00| Comment(12) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
紅天ひな祭楽しかったですね!散らし寿司が出なかったので家に帰ってからちょっと食べました。
茸祭開催日も蛇子の一言で決まりましたし、あとは一週間でどんなものにするか皆様と計画をたてるのみです。みんなのアイディアを聞いてまとめて茸祭パンフを作成します。よろしくおねがいします!
Posted by 紅茸子 at 2006年03月04日 08:06
紅茸子さん

紅天ひな祭たのしかったですね!偶然に茸子さんと紅天で一緒にひな祭。こりゃ、楽しさ倍でした。そして偶然か、必然か、蛇子さんの一言で決まったその場にも居合わせた幸せ。さてどんな祭になるのか、これまたはらはらどきどきものです。

Posted by 客A at 2006年03月04日 22:20
紅茸子さん

紅天ひな祭、本当に楽しかったですね!私も茸子さんとご一緒できたんで、春が来たなって気分でした。
ところで、私あの時、何かひっかかるものがあったんです。それに皆さんが盛りあがっているのに水を差すようで,心苦しいんですけど、いっちゃいます。確かに私も「ジュ−イチ」とはっきり聞こえました。でも、あの蛇子さんがつぶやいた「ジュ−イチ」って、11日のことではないと思うんです。私、実はバードウオッチが趣味の鳥大好き人間なんですけど、ジュ−イチって鳥いるんです。本当のは前は慈悲心鳥(じひしんちょう)と言ってカッコウ科の鳥で、別名ジュ−イチっていわれているんですよ。ただ、それだけなら11日かもしれませんよね。ところが、あの時、蛇子さんがジュ−イチと言う前から歌声が聞こえてたこと覚えてませんか?誰かが「何か歌声しない?」って猪吉さんに聞いてたこと。私も聞こえてたんですけど、どこかで聞き覚えがあるような懐かしいような歌だった。でもその時は、思い出せませんでした。ところが家に帰って来て、おじいちゃんの顔を見て思い出しました。あれは、おじいちゃんの好きな「慈悲心鳥の唄」だったんです!
♪ 愛と涙に流れゆく若き二人の思い出は
  海の真珠の波の色虹よ消ゆるないつまでも ♪
あれ、ハンチさんが歌ってたんですよ!蛇子さんがジュ−イチって言って、店の中で11日に決まりと、盛り上がっている時に、ハンチさんが何か口ずさみながら入ってきたでしょう。皆さん全然、気に留めなかったけどあれは「慈悲心鳥の唄」だったんです。
ハンチさんの歌声が聞こえた蛇子さんが「ジュ−イチ」と呟いた。私、そうなんだと確信しています。11日ではなかったのではないでしょうか。
茸子さんどう思われますか?

Posted by 客B at 2006年03月05日 14:12
B様

あの時、気付いたらハンチが蛇子の横にいたのは覚えてます。でも彼が何か歌ってたのは気付きませんでした。なんせ店のBGMが気になっていたもので・・・。
でもあなたのお話聞く限りでは、蛇子が言った「ジューイチ」という言葉はやはり慈悲心鳥ということだったのだと思います。猪吉さんも雪子さんも私も勘違いしてしまいましたね。
おそらく猪吉さんも雪子さんもハンチが歌っていたのに気付いていたのでしょうが、「慈悲心鳥の唄」も慈悲心鳥の別名がジューイチだということもご存じでなかったことでしょう。
バードウォッチングが趣味のBさんだからこそできた名推理です。お見事!
しかしどうしましょう。茸祭の日は。私は遅くとも再来週までには開催した方がいいと思います。でないとお花見シーズンと重なってしまうかもしれないし。お花見はお花見で皆様とやりたいんですよ。
Posted by 紅茸子 at 2006年03月05日 16:01
紅茸子さん

それこそ蛇子発言から「ひょうたんから駒!!」ってなもんだろう。やるっきゃないべ。
Posted by ひょうたんから駒 at 2006年03月05日 16:17
紅茸子さん

茸祭に自主映画制作発表会もやりません?私自称映画監督なんです。茸子さんどうかしら?
Posted by 伊良子 at 2006年03月05日 16:19
紅茸子さん

花見もよござんすね。誰か場所取りが必要だ。やっぱり花見は隅田川か上野公園でしょうな。
Posted by 不知火の仁五郎 at 2006年03月05日 16:22
ひょうたんから駒さんもああ言ってる事だし11日決定で!

自主映画発表にじゅうまる◎自主映画以外でも何か製作発表されたいかたいましたら申し出てくださいね。プログラムに組み込みますんで。

茸祭やお花見、修学旅行など、これからは紅天仲間が一同にかいする席も色々計画していきましょう。楽しみがいっぱいです。


Posted by 紅茸子 at 2006年03月05日 16:51
紅茸子さん


私、客Bさんの話とっても興味深かったです。ハンチの歌、テレパシーのように感じるとる蛇子さん。ふたりの繋がりは地下水脈みたいに縦横無尽につながっているんだわ。そんな繋がり私にあるかしら。そう思ったら切ない。でも、とっても大切なものを感じさせてくれるものが紅天に行けばあんですよね。それだけではありません。いっぱい忘れかけていたもの、大切なこと、紅天で発見できるのよね。今日、春一番が吹いたのよね。さぁ、重いコート脱いで出かけましょう!紅天に。
Posted by 舞茸 at 2006年03月06日 21:29
舞茸様

大切なことはいっぱいある。
そして大切なこといっぱいあるけど、自分はそれにちょっとしか関わってないから切なくなる。そう思います。 切ないって自分が関わりたいけどそうできないことに対して感じることだって思うんです、最近、富に。そう思いませんか?
Posted by at 2006年03月07日 05:36
紅茸子さん

「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ花を買い来て妻としたしむ」
啄木がうたった「友」はみな忘れ去られたのに、啄木はみなが忘れない。ここちよく働く仕事が欲しいと言った啄木を。生きている私達が関われることって、ほんと少しなんでしょうね。でも、いろいろな切なさがあるなかで、関わっていないと思う自分と、関わっている自分もあるんじゃないかな。切なさもイナバウアーよ。これがないと他の技も美しく見えないの。そう思わないとやってらないもん!ねぇ茸子さん、飲もう飲もう。
Posted by 舞茸 at 2006年03月07日 22:03
紅茸子さん

舞茸さんの言うように、ちょっとしか関わりがなくても啄木みたいに記憶に残る人ってあるでしょう。そんな関わりも素敵だと思う。大切なことにちょっとしか関われない、人でも、ことでも、ものでもそれにちょっと関わったことで永遠の記憶に残って時間の旅人になるの。
月日は百代の過客なりよ。
Posted by 伊良子 at 2006年03月07日 22:59
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