2006年06月29日

ティオ・ダンジョウ

年に一度の逢瀬と云えばもうすぐ七夕。
一年がめぐるのは早い。
今頃織姫と彦星はさぞかし7月7日を前にして浮き足立ってることだろう。
紅天にも短冊が吊るされた笹が飾られるようになった。

雪子さん「はいこれ。願い事書いて笹に吊るしてください」
  水色の短冊と筆ペンをくれた。
  願い事はたくさんあるので厳選するのに多少もたついたが、
  ようやくさらさら筆を走らせると
猪吉さん「こちらもどうぞ」
  差し出されたのは短冊と同じ大きさくらいの人型の紙だった。
私「なんですこれ?」
猪吉さん「そちらの短冊にはあなたの願い事を書いていただきましたが、こちらには誰か他の人のための願い事を書いてください」
私「他人のための?そんなの初めて聞きましたよ」
法華爺「情けは人の為ならずじゃよ」
  え、蛇々丸!?やけに老成しちゃって、見た目まで老けたような・・・。
  どうしよう。誰の願い事書けばいいだろう。
  と悩んでいると新しい客が入ってきた。
雪子さん、猪吉さん「いらっしゃいませ」
  あれ、あの人見たことあるけど誰だったかな・・・
  男の客は席につき、雪子さんと談笑を始めた。
  猪吉さんが生ビールを差し出すと
男性「明日死ぬほど生ビール飲むからさ、それあんた飲んで下さいよ」
  猪吉さんはすすめられるがままに生ビールを飲み干し、新しい酒の用意を始めた。
  あ、思い出した。いつかの陽だまりの笑顔の人だ。
  陽だまりの君とでも命名しようかしら(私の中で)。
  紅天の常連ぽいけど私はあまり見かけない。
  私があまりにじろじろ見ていたから気付いたらしく目が合ってしまった。おっとっと。
  苦笑いで軽く頭を下げると、あの笑顔で微笑み返してくれた。
  わ〜!!!
  ほんとはじめじめ暑い晩だけど、ポカポカ心地よい小春日和をいただいた感じ。
  人型の短冊にはこう書いた。
  『陽だまりの君がどこかで死ぬほどビールを飲んでも、紅天でももう一杯飲めるくらいの健康を失わない幸せな梅雨を過ごすことができますように』
  
<今日の食事>
恵比寿 ティオ・ダンジョウより
●マッシュルームの鉄板焼き
IMGP1260.JPG
●スペインのポテトオムレツ
IMGP1261.JPG
●カジョス(牛胃袋の煮込みマドリッド風)
IMGP1262.JPG
●ニシンの酢漬け
IMGP1259.JPG
●イカ墨のパエリヤ
●赤ワイン(RAMON BILABAO)
●シェリー(マンサニージャ・ラ・ヒターナ)

<今日の本>
「銀の雨」宇江佐真理

posted by pikkumyy at 21:30| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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