2006年01月08日

SOL AMIGO

昨晩の天狗男さんからの返事

「紅茸子様

アイスクリームの自分を受け入れられないのですね。
でもあなたは自分がアイスクリームだということをわかってるじゃないですか。
好きか嫌いかは別として、自分が何者であるか冷静に理解できるということが重要なのです。
理解したうえで変わりたいと思うのであれば変わる努力をすればいい。
でも茸子さん、人間生まれた時から持ってる器の大きさがあります。
その器からはみ出した願望を持った時、人は悩んだり不安になったりして心の均衡を失うのだと思います。
アイスクリームからチーズくらいならどうってことないと思いますが、ベイクドチーズケーキまでいくときついかもしれませんよ。
スヴニールママンの遊牧民のチーズケーキがうまいんですこれが。
絶品絶品。

話それました。すみません。
自分がどれくらいの人物になれるかというのは自分が一番よく知ってるはず。
きつくて苦しかったり違和感ある時ははみ出してるということです。
逆に茸子さんがアイスクリームな自分に物足りなさを感じてるなら、まだ許容量に達してないということだと思います。
自分の気持ちをまめに確認して、満足できる自分に近づけるといいですね。
ベイクドまで達したらお知らせ下さい。
遊牧民のチーズケーキをごちそうします。

<今日の食事>
池袋 SOL AMIGOより
●豆のエンチラダス
 (じっくり煮込んだ豆をトルティーヤで包んだ料理)
●メキシカンピザ
●タコボール(メキシカンライスに味つけした肉をまぶして、
       中にチーズを詰めてフライにしたもの)
●タコス
●チョリソ
●レモンサワー
●梅酒ロック
●カンパリグレープフルーツ
●グラス赤ワイン(メキシコ・カヴェルネ)

<今日の本>
「悪童日記」アゴタ・クリストフ」
posted by pikkumyy at 13:30| Comment(6) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

謎の男

女店主とハンチング男のことが気になって、昨晩遅くに紅茸天狗へ向かった。
結構な時間だったので客は私の他に一人だった。
その人も私の飲み物が出てくる頃にはお会計を済ませていた。

赤ワインを一口飲み、女店主の方をうかがった。
私の斜め右でいつも通り何か作業をしている。
バーテンは店の奥へ行ったのか店内を見渡してもいなかった。
思い切って女店主に話しかけてみた。
「あの・・・」
女店主は手を止め顔だけ私の方に向けた。
初めて彼女と目を合わせた気がする。
声をかけたはいいものの、何から話せばいいか混乱し軽いパニック状態にあった。
女店主は私の目をひたと見つめている。
首を90度ひねってこちらを見続けてるその姿が、「エクソシスト」の悪魔にとりつかれた少女を思い起こさせた。
(あの子の首は180度曲がってたけど)

前置きなどをぐだぐだ喋っても相手にされなそうだったのでずばり本題から入った。
「以前ハンチングのサングラスをつけた男性がこちらに来たことがありますよね?」
女店主の迫力に圧倒されて「ハンチングのサングラス」なんて変な言葉が飛び出てしまった。
「年齢は40か50代くらいに見えました」
そういえば彼女の年齢はいくつだろうか。検討がつかない。
年齢不詳とはまさに彼女のことだ。
彼女は私から目線を外し、ささっと手を動かしてから体ごと私の方へ向いた。
私の前まで来ると美味しそうなサラダをカウンターに置いてくれた。
ようやく彼女が口を開いた。
「で、それが何か?」
初めて彼女の声を聴いた。
『誰ですか?』なんて直接聞いたら怪しまれると思いとっさに嘘をついた。
「いや・・・私の知り合いに似てるなーと思って」
女店主は何も答えずただ私を見ていた。
「実はその人ちょっと前から行方不明で、捜索願も出されてるんですよ・・・。だからあの人のこと何か知ってたら教えていただきたいと思って」
その時バーテンがカウンターに戻ってきた。
女店主は何も答えない。
沈黙と女店主の視線に耐えられなかった。
「あの」
それを遮るように彼女は口を開いた。
「当店では、お客様の私的事柄を他の人間に口外することは一切いたしません」
それだけ言って定位置へ戻っていった。
バーテンがちらっと私に目を向けた。
2,3分の短い会話だったが、長距離走と面接試験を立て続けにやったくらい疲れた。
そして心臓が押しつぶされそうだった。

本を読む気力にもなれなかったので食事だけして退散した。
私が出ると同時に店じまいだったらしく、バーテンも出てきてドアノブの札を「閉店」に変えた。
何も収穫がなかったことにがっくりしつつ階段へ向かっていると、後ろからバーテンの声がした。
「あの男をあなたがご存知のはずありません」
私は驚いて振り向いた。
「あなただけじゃない。他の人間もあの男と知り合えるはずないんです」
それだけ言うと店の中へ戻ってしまった。
私はただ呆然としていた。

誰も知ることができない男。
でも少なくともあの2人は知ってる。
どういうことだろう。
謎が深まってしまった。





posted by pikkumyy at 08:57| Comment(9) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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