2005年12月31日

オリジナル

天狗男様

素晴らしい格言の数々ありがとうございました。
私達の概念にある「幸福」というものは、もしかしたら氷山の一角かもしれませんね。
あなたの言うように幸福は、孤独、悲しみ、苦しみ、そういったネガティブなものも包括するのかもしれません。
そういう体験なくして成立しないものかもしれません。

「片想い」読み終わりましたか?
私は数年前に読みました。
「メビウスの帯」のくだり覚えてますか?
天狗男さんの格言を読んで急に思い出しました。
「幸福」と「不幸」、「喜び」と「悲しみ」そういった対の関係にあるものほとんどが、あのメビウスの帯に当てはまるような気がします。
それらはどちらか一方では存在しえないと思うのです。
喜びは悲しみの始まりであり、悲しみは喜びの始まりでもある。
私達はただ、その流れに心を預けてればいいだけなのかもしれません。
ポジティブな感情も、ネガティブな感情も、全てそのまま受け入れればいい。
悲しい時に焦って幸せを探さなくていい。
そんなことしなくてもいつかは幸せな場所に流れ着くのだから。

皆様良いお年を

<今日のメニュー>
今日は店の正月休み突入前日ということで紅茸天狗オリジナル料理でした(嬉)
●ポキ(ワカメ、メカブ、マグロ、玉ねぎをしょう油とごま油で味付けしたハワイ風サラダ)
●パイ生地の塩こしょう焼き
IMGP1037.JPG
●豆とズッキーニのメキシカンカレー
●フランスパン(トリュフオリーブオイルディップ付き)
IMGP1038.JPG
●林檎パイ
丑餅拱濂
●ゴーティエ・ラランド(ボルドー赤 デキャンタ)
●ベイリーズミルク
●コーヒー
<今日の本>
「彼等」 長野まゆみ


posted by pikkumyy at 15:11| Comment(12) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

なまこ屋

久々に紅茸天狗へ行った。
天狗男からの返事は12/28に書き込まれていた。

「茸子様

今日は今年最後の紅茸天狗です。
会社での納会の帰りに立ち寄りました。
世間は大晦日、正月に向けて浮き足立っていますが、この店は相変わらずです。
女店主もバーテンもいつものように黙々と料理と酒をこしらえています。
門松は勿論飾っていません。

孤独については色々な格言が残されています。
ここは読書バーなので、本で拾った格言いくつか記しときます。
「私が孤独であるとき、私は最も孤独ではない」キケロ
「孤独が恐ろしいのは孤独そのもののためでなく、むしろ孤独の条件によってである」三木清
「孤独は山になく、街にある。一人の人間にあるのではなく、大勢の人間の間にある」三木清
「私達の一切の悩みは、私達が孤独で存在し得ないということから生まれてくる」ブリュイエール
「人はだれしも、自分自身の生涯を一人で生き、自分自身の死を一人で死ぬものです」ヤコブセン
「ひとりぼっちで寂しいと思う分だけ、幸福も体験したはず。孤独とは幸福の延長線である」天狗男

では良いお年を。

<今日のメニュー>
神田 なまこ屋より
●ヒラメの刺身
●あんきも
●あんこう鍋
●雑炊
●柚子シャーベット
●瓶酒
●熱燗
<今日の本>
「片想い」東野圭吾







posted by pikkumyy at 14:04| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月21日

ルッコラ

「代々木 Rucola」

ゲストノートにて

天狗男様

あなたの言う通り紅茸天狗は素敵で不思議なバーです。

忘年会や人と会う機会が多いこの時期なのに、最近たまらなく孤独を感じることがあります。
大勢の中での孤独とはなんと恐ろしいものでしょう。
皆が笑う、私も仕方なく笑う、その光景を眺めている自分。
まるで自分の身体と心の間にも溝が横たわっていて、二つで一つなのに溶け合えない疼き。
そんなものを感じることがあるのです。
でもこのバーに来ると悩みや不安は全て消えてしまいます。
なぜでしょうか・・・
店員も客も皆ばらばらのことをやっているのに。
不思議ですね。

「変身」一昨日読み終わりましたよ。
主人公の人格変貌の様子をなぜあんな自然な流れに乗せられるのでしょう。
あの一人称の変化も全然不自然ではなかった。
その作家としての腕に感嘆してしまいました。
「命を守るためなら何をしても許されるのか」という倫理的な問いは今は考えられないかな。
上述したようにこの店を出ると情緒不安定気味なので・・・
ではまた。

<今日のメニュー>
代々木 Rucolaより \4000
●    エスカルゴとキノコのクリーム煮込み
●    ルッコラとバジルのスパゲティ
     IMGP1030.JPG
● マグロの頬肉のソテー
      IMGP1031.JPG
● ハウスワイン×2
<今日の本>
「木曜組曲」 恩田陸
posted by pikkumyy at 21:21| Comment(10) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月19日

天狗男

昨晩紅茸天狗へ行ってきた。
料理に舌鼓を打ちながら「変身」の続きを最後まで一気に読んだ。
その後感想でも書こうと思い例のゲストノートを開いた。
全く予想していなかったことだが、この前の私の書き込みに返信文が書き込まれていた。

以下返信内容

「紅茸子様

私も最近この店の魅力にはまった者です。
一番き気に入っている点もあなたと同じです。
全てのことから解放されるこの空間を私も愛しております。
仕事や家庭での問題や、日々考えなくてはならない煩わしい諸事がこの店に入る
と同時にふわっと消えてしまうのです。
鉛の入ったリュックを誰かがそっと肩から下ろしてくれるような、そんな感じです。
それに加えてこの料理と酒のウマさ。
いつも満席なのも不思議ではありません。
私はこれからも紅茸天狗に通うつもりです。
あなたの書き込みを見たらまた返信させてください。
紅茸天狗での素晴らしい時間をそれを知っている誰かと共有したいのです。
だからと言って隣に座っている人に話し掛けたり、店員とお喋りするのは不本意
です。
あなたなら何故かわかるでしょ?
それではまた紙面でお会いすることを願っております。

<今日のメニュー>
 恵比寿Tapachosより
● トルティージャ(スペイン風じゃが芋入オムレツ)
● タコのガリシア風
● きのことヘーゼルナッツのオイル煮
● シェリー(ビエホ・スレタ・デルガドスレタ)
● 赤ワイン(ビーニャ・デル・カスティージョ)
<今日の本>
同じく「変身」東野圭吾

天狗男

追伸:「変身」読み終わりましたでしょうか?
   私はまだほんの途中ですが、『アルジャーノンに花束を』を連想させると
   思いました。是非感想お聞かせください。」

以上が返信の内容だ。
 私も紙面でのやりとりであれば賛成だし、紅茸天狗仲間がほしいと思っていた。
しかしちょうど2時間経ってしまったのでその日はノートに何も書くことができなかった。

posted by pikkumyy at 21:21| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月16日

ビストロらんぐさむ

昨日も会社帰り紅茸天狗へ直行。
私は元来飲み会好きだが、今はそれを断って紅茸天狗に通っている。
一人で飲む楽しさを知ったというのもあるし、何よりあの店の魅力がそうさせる。
そして今日は運良く席が空いていた。

<今日のメニュー>
中野 ビストロらんぐさむ より
○チーズフォンデュ 
(フランスパン、ブロッコリー、スモールコーン、じゃが芋、おくら 付き)
ニンニクがきいてて最高!
○ ベーコンのサラダ
○ 牛肉のカルパッチョ
<飲み物>
○ 赤ワイン デキャンタ
<本>
「変身」 東野圭吾

紅茸天狗は料理、飲み物、本、席料がパックになった料金を毎日看板に提示している。
初めて行ったときは気付かなかったが、看板の下のほうに書かれている。
例えば『今日の料金:5000円(2時間)』のように。
料金はその日の料理によって変動するようだ。
ちなみに昨日は5500円だった。
ちょっと高い気もするがそれだけの価値はある。

紅茸天狗は2時間制で、しかも飲食しながら読書をするのでその間に本を完読するのは難しい。
なので退出する時は何ページまで読んだかをメモしておくか、あるいは店で販売している古本を購入することもできる。
古本とは勿論本棚に収められているものとは別で、カウンターの中に置いてある。
私もそうだが、ほとんどの客は古本を買っているようだ。
人気のある本は在庫がないこともあるが、不思議なことに大体はいつも揃っている。

昨日は100ページ読んで一旦休憩をした。
その時ふとカウンターの隅に置かれたゲストノートが目についた。
今まで何も書き込んだことはなかったがこの店の素晴らしさと今日の食事内容、選んだ本を書いておいた。
ちなみにペンネームは『紅茸子(クレナイタケコ)』
その後「変身」の古本を買って店を出た。
posted by pikkumyy at 05:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月15日

読書Bar紅茸天狗

読書Bar紅茸天狗を見つけたのは一週間ほど前。
夕飯を食べそびれお腹が空いてる会社帰りに路地裏で見つけた。
本をかたどったレトロな看板に書かれた店名の下に『本 食事 飲み物』とあった。
本はどうでもよかったのだが、バーの割に食事に重きをおいていそうなので引き寄せられてしまった。

8帖くらいの広さでカウンターだけのこぢんまりした店には男女の店員が1名ずついた。
男性はバーテンだが、女性は何をしているのかよくわからない。
料理担当なのだろうが料理をしてるようにもみえない。
時たま皿洗いをしていた。
8脚並んだスツールの1mくらい後ろに壁と壁にぴったり収まったこげ茶色の木製本棚が置かれていた。
そこには本がびっしり納まっている。

紅茸天狗はとても変わったバーだった。
お品書きには著者順に本の題名がずらりと並び、食事と飲み物は全てお任せなのだ。
優柔不断な私にとっては実にありがたいシステムだ。

また、この店は様々な料理屋と提携しており、出されるものは全てそれらの店料理で、紅茸天狗のオリジナルは一切ないらしい。
一つの店で日ごとに違う店の料理を味わえるのは嬉しいのだが、あれらの料理をあの女性が作ってるのか、はたまた各店から輸送してるのか疑問である。
まるでおつまみのセレクトバーのようだ。

ここのもう一つの特色は看板にも書かれているように本だ。
そもそもこの店のコンセプトは、読書好きが本を読みながらゆっくり酒を飲めるといものだ。
照明や椅子の配置、すわり心地も読書をする人のために気を配られている。
実を言うと私は読書にあまり興味がなかった。
だから初めて紅茸天狗を訪れた時はしぶしぶという感じで本を読み始めた。
しかし実際読書しながら酒を飲み、美味しい料理を食べてみると、それらが三位一体となって私の心満たしていくのを感じた。
どれが欠けてもあの恍惚感には及ばない。
私は紅茸天狗にすっかり魅了されてしまった。
一週間前から毎日店を訪れている。
しかし紅茸天狗は満席のことが多く、店内に入れたのは一週間のうち3回だけだ。

紅茸天狗でのひと時は現実離れしていて本当に夢のようだ。
そのせいか一晩眠るとバーでの記憶があやふやになることがしばしばある。
(決して飲みすぎでそうなってるわけではない)
紅茸天狗での恍惚のひと時を一秒たりとも忘れたくない。
なので今日から紅茸天狗レポートを作成しようと思う。
今日は満席で入れなかったから明日も挑戦する。
posted by pikkumyy at 22:10| Comment(10) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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